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2015年 02月 11日

帰来

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「 黙々として彼は山から帰って来た。
  試みられた力は彼に自由と重厚とを加えるが、
  眼は雪しろの水をたたえた山湖のように
  ふかい静かな懊悩をうかべ、
  心には雲のような物の去来がある。
  時おりの微笑は霧の晴れまの日光のように咲きはしても、
  沈黙を一層よろこぶ昨日今日の自分自身を
  どうすることも彼にはできない。
  ・・・以下略   」
  尾崎喜八 『帰来』より

学生の頃「山の絵本」という文庫本を読んで、
尾崎喜八という詩人のことばに魅かれたけれど、
そういえばエッセイしか読んだことがなかった。
最近、「山の名作読み歩き」という本の中で、この詩に出会った。
めちゃめちゃいい詩だ。
特に「心には雲のような物の去来がある」ってあたりがさすが詩人。
山から帰って来るってことは、ただ帰って来るっていうだけじゃない。
というかなんというか。詩人じゃないからうまく言えない。

写真は2月1日の赤岳からの帰り道。
稜線で風と格闘した後、地蔵尾根を降りた。
振り返れば、紅く染まった横岳と月。
黙々として山から帰る。
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by snowlight48 | 2015-02-11 23:04 | | Trackback | Comments(4)
2015年 02月 08日

厳冬赤岳

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2015年2月1日。
晴れだけど風が強くて、
登山日和とはとても言えないが、
厳冬の赤岳に会いに行った。
この1年で何回登ったか、もう正確に数える自信がないけど、
南沢ルートを登っていって、最初に赤岳が目の前に現れるときの感動は不思議なくらい衰えない。
山頂は晴れたりガスったりの繰り返しだ。
昼飯を食う間も惜しんで山頂へと歩く。
さすがに稜線は風が強い。
冬山だから当たり前だ。
むしろ、今まで穏やかな日ばかり選んで登ってきたんだな、と改めて気付いた。
穏やかな日もいいけど、
厳しい日にしか見られない風景もあるよな。
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by snowlight48 | 2015-02-08 23:11 | | Trackback | Comments(2)