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薄明の空に

薄明の空に_c0110112_2217412.jpg

2008年10月12日、
3連休の真ん中の日曜日。

近所の高台で夕焼け見物してました。
途中までは、普通の秋空の夕焼けだったのですが、
薄明の空に_c0110112_22181421.jpg

  ↑
この写真の30分後、
薄明の空に、紅色の柱が垂直に立ちのぼり、
モーゼの十戒とまではいかなくとも、
インディジョーンズ失われた聖櫃のワンシーンを見ているような、
そんな空を見ました。

薄明の空に_c0110112_22191729.jpg

わずか2分間。
こんな現象は初めて見たし、聞いたこともありません。

北アルプスの向こう側、
地平線の向こう側を想像するのだけれど、
いったい、何がどうなればこのような現象が起こるのか。

モルゲンロートやアーベントグリュエン、
斜光線が作り出す感動的な現象はいくつかありますが、
この現象は、もう二度と見ることができないかもしれません。

経験から言って、
夕方の空は、
夕日そのものよりも、
日が沈んでからすっかり暗くなるまでの「薄明」と呼ばれる時間帯にこそ、
むしろ驚かされることが多いのです。

薄明の空に_c0110112_22223974.jpg
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by snowlight48 | 2008-10-16 22:28 | | Trackback | Comments(11)
Commented by snowlight48 at 2008-10-17 21:12
追記コメント

この現象は「太陽柱」というそうです。
職場の先輩に教わりました。
ちぇっ。名付け親になろうと思ったのに。
和独辞書でいろいろかっこいい名前、推敲してたのに。

ウィキで調べてみたら、「銀河鉄道の夜」に登場する「天気輪の柱」って、この太陽柱をモデルにしているという説があるそうで、「ほほう」と思いました。
Commented by s.cat at 2008-10-18 23:49 x
snowlightさん、こんばんは。
うっ…1枚目の写真にやられました。今までの写真の中で一番好きです。
すごーく素敵です。いろんな物語が浮かびます。一体何でこんな写真が撮れるのやら…
こうしてみるとやっぱり写真は芸術なんですね。
今まであまり意識してなかったけど、本日いきなりズドーンとやられちゃいました。
で!12日の夕空。個人予想が大当たり◎私も写真撮りました。かなり低い場所にて…
なので真っ赤に染まった所は見えたのですが、太陽柱までは見えず(>_<)
でも偶然、この日乗鞍に行ってコロナ観測所で太陽柱の写真を見ていたのです。
「こんな恐ろしげな現象どこで起きるんだろ?何かの前触れ?」等と思っていた矢先、数時間後には我が街に出現していたとは!
T社長はかなり良い物件を出しましたね。あるいは私の日頃の行いが相当悪いのか…
この週末、早くもブロッケン現象に出くわしそうな状況に見舞われたのですが、ドキドキして見守る中出てきたのは真っ白に衣替えした雷鳥の大群でした(かわいかったけど)。
ちなみに今日の夕空写真は無いですよね…?今日電車から見た夕空がとても良い色だったのですが、ちゃんと見れなかったんです。残念△
Commented by s.cat at 2008-10-19 08:23 x
追記:
ねぇねぇ、snowlightさん、
1枚目の写真、会社PCの壁紙にしたいのですが、お許し頂けますでしょうか・・・?
Commented by snowlight48 at 2008-10-19 23:35
s.catさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうござます。
1枚目、僕も好きです。
よく夕日を見に行く公園の階段の手すり脇に咲いていたコスモスを、夕日を背景にしてかがんで撮ったのですが、撮り終わって起き上がる際、手すりに頭をぶつけて「ゴーん」という大きな音をたてたのは僕です。

「太陽柱」、そういえば昔、晩秋の聖岳で見たことがありました。すっかり忘却の彼方でした。「思い出を残して歩け。」とかタイトル付けておきながらこのあり様ではいけませんね。
白いライチョウ、もうそんな時期なんですね。真っ白のライチョウは、パッと見、「はと?」って思っちゃうんだけど、よく見ると目つきが違うんですよね。ライチョウはいい目つきしてるんだ。

10月18日の夕空写真、あります。高ボッチから見てました。
けど、お気に召すかどうか・・・。
ああいう雲ひとつない空は構図が難しくって。
いずれ公開しますね。

1枚目の写真、会社のPCの壁紙に使ってくれたら嬉しいです。
どうぞ使ってください。大きいサイズの画像データ、送りましょうか?

では。
Commented by s.cat at 2008-10-20 21:19 x
snowlightさん、こんばんは。
ヤッター!お許しありがとうございます。
という訳で早速設定してみました。PCの壁紙。
…めっちゃ良いです!良過ぎかも。
だって仕事中、見るたびに涙ぐんで非常に怪しい人ですもの。
でもこれで私も星の王子さま(いえ、お姫さま)気分が味わえます。
それにしても、後頭部を犠牲にしてまで撮られた力作だけあって本当にあっぱれです◎

すごい。過去に見かけたあんな代物が既に忘却フォルダ行きだったなんて。
それだけたくさん自然界の不思議に立ち会っていらっしゃるってことですね。羨ましいです。
ちなみに私は大勢の雷鳥の、あのすごい目力で「そこ、邪魔」みたいな訴えを浴びせられました…

さすが~!snowlightさんの夕空ストック、頼れる味方ですね。半ば諦めていたのに。
久しぶりに乗ったローカル線から、その日自分が歩いた山の稜線越しに見た空の色があまりに印象的だったので、子供のように窓にへばりついていました。
あの青と黄金と朱の中間色がたまらないのもありますが、この日の空は私の想いがいっぱい詰まった空なんです。
そんな訳で、個人的事情で恐縮ですが、是非ともお見せ頂ければ幸いです。
Commented at 2008-10-20 21:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by snowlight48 at 2008-10-21 00:12
s.catさん、こんばんは。
そんなに喜んでいただけたら、後頭部を犠牲にした甲斐がありました。
でも仕事中に涙ぐんだりしてたら、確かに怪しいから気をつけましょう。

たしか白いライチョウの写真があったはず・・・。と思って昔の写真見てたら太陽柱の写真が見つかったんです。写真を見たらその時のこと思い出しました。写真って、記憶のインデックスでもあるんですよね。

あの日の空、s.catさんの想いに叶う写真になっているか自信はありませんが、近日中に公開しますね。
では。
Commented by snowlight48 at 2008-10-21 00:23
鍵コメントさま、
こちらこそありがとうございます。
非公開コメントでお知らせください。
よろしくお願いします。
Commented at 2008-10-21 21:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ユリ at 2008-10-23 13:48 x
すいぶん前に来ていただいてたのに
コメント訪問遅くなりました^^;

私、日が沈んでから空を見るのが好きなんですよね~
でも、こんな現象は見たことがありません!
空って、なかなか見れない現象がたまに見れるから楽しいですよね♪
太陽柱ってゆうんですね?私もいつか見てみたいです~

Commented by snowlight48 at 2008-10-23 23:02
ユリさん、
コメントありがとうございます。

日が沈んだあとに、空が信じられないような色になったりすることがありますよね。
ここ松本では、西に北アルプスの山々が連なっているせいか、他の地域よりも夕空が変化に富んでいるような気がします。
その中でもこの太陽柱はなかなか珍しい現象だと思いますよ。
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